発達検査
発達検査をザックリ言うと、「この年齢の子どものうち、○○%がこの課題をクリアできる」という基準をもとに、発達年齢が評価されます。
発達検査は綿密な基準で作られていますが、数年に一度、時代の変化に対応するために見直しが行われています。
例えば、折り紙の達成年齢は年々遅くなっている そうです。
これは、子どもの遊びが時代とともに変化しているため であり、発達年齢の尺度も社会の変化に合わせて見直す必要がある、ということを意味します。
とはいえ、子どもの発達全般が遅くなっているわけではありません。
例えば、色を見分ける課題は、むしろ早く達成されるようになっています。
これは、タブレットやスマートフォンの普及により、色の違いを明確に認識する機会が増えたこと が影響しているのでしょう。
一方で、外遊びが多かった昔は自然の中の様々な色と触れ合う機会がありました。
朝と夕方では見え方が異なり、「これは青?緑?」と友だちと話し合うことで、曖昧さを受け入れる感覚 も育まれていたように思います。
実際の世界には、はっきりと区別できないものがたくさんあります。
「見る人によって異なることがある」という世界観を持つことは、人生を豊かにするために有効ではないでしょうか。
最近注目されている「非認知能力」も、このような曖昧さを受け入れる力と関係があるのかもしれません。
子どもたちは、その時代に適応しながら生きていくものです。
どちらの変化が良いかを一概に判断することはできませんが、環境が人を育てることは確か です。
そして、私たち大人もまた、子どもたちにとっての「環境」の一部です。
だからこそ、子どもたちの心が豊かに育つよう努めていかなければならない と改めて感じました。

